妊娠生活、これOK?NG?
妊娠前は当たり前にやっていたこと。
これって今やってもいいの?代表的な質問を挙げてみます。
食べ物・アルコール・タバコ編
- コーヒーやお茶は飲まないほうがい?
- カフェインが含まれるので、飲み過ぎは禁物です。特に「初期」に飲み過ぎると流産の可能性が上がるとも言われます。
- 生肉や刺身はどうですか?
- 食中毒や寄生虫などの心配があるので、なるべく生ものは控えてください。特に生肉は絶対にNG。加熱処理をして食べてください。
- ノンアルコールビールなら飲んでもいい?
- 「ノンアルコールビール」と表示されていても、微量にアルコールを含むものもあります。アルコール0.00%のものを選びましょう。飲み過ぎないように注意を。
お仕事編
- 仕事柄、車の運転が多いのですが…。
- お腹が大きくなってきたら運転は控えて。人に運転してもらうか、公共交通機関を利用するのがベターです。運転するときはシートベルトを忘れずに。
日常生活編
- 出産前の旅行はNGですか?
- 「2人の思い出作りに旅行を…」と計画する妊婦さんも多いですが、いつ出血したり破水したりするか予想がつかないのが妊娠です。基本的にはお勧めしません。医師に相談して、身体に負担がかからないプランを立てましょう。特に海外旅行中のトラブルは、現地の医療情勢次第では数百万円を請求されることがあります。
薬/サプリ編
- 市販の風邪薬を服用しても大丈夫?
- 市販の薬でも赤ちゃんへの影響は少ないようですが、できるだけ医師に処方してもらった薬を使ったほうが安心です。
美容/ファッション編
- ネイルアートはダメ?
- 初期から中期はOKですが、後期になるとすぐにとれないジェルネイルは避けた方がいいです。健康状態の把握のためにも自爪が好ましいでしょう。
さらにワンポイント!
大場Dr.からのアドバイス
熊本大学大学院生命科学研究部
産科婦人科学分野 医学博士 大場隆
影響力が強いのは「タバコ」。どれだけ食生活や嗜好品に気をつけても、タバコが最も悪影響を及ぼします。本人が吸うのはもちろんですが、受動喫煙もNGです。でも妊婦さんの3分の2は妊娠をきっかけとしてタバコを止めますが、ご主人は5%程度しか止めないことが調査でわかっています。「電子タバコ」も影響がないとは言えません。妊娠が分かったら、パートナーの方とよく話し合ってください。
(取材:2018年10月末)