環境
脱炭素社会
貢献するSDGs
CO2排出量の削減
CO2排出量データの取得
CO2排出量(Scope1、Scope2、Scope3)の開示範囲の拡大に努めていきます。なお、今後はCO2排出量だけでなく、 保有林におけるCO2吸収量の算出にも取り組んでいきます。
Scope1:直接排出量(自社の工場・オフィス・車両など)
Scope2:エネルギー起源間接排出量(電力など自社で消費したエネルギー)
Scope3:上記以外の間接排出
エコカー(低公害車)への切り替えや太陽光発電設備の導入
2001年度から社用車をエコカーに順次切り替えています。
エコカー導入率:63%(2022年度)
また、太陽光発電による自然エネルギーの活用などに努めていきます。
太陽光発電設備:配送センターに導入済み
CO2排出量の第三者保証取得
「明治グループ統合報告書2023」内の2022年度の国内CO2排出量実績(Scope1,Scope2,Scope3カテゴリ1)については、信頼性を高めるため、デロイトトーマツ サステナビリティ(株)による第三者保証報告書を受けています。
環境認証取得
KMバイオロジクスならびに明治グループ会社は、それぞれの事情に応じた環境マネジメントを推進しており、国内生産系全事業所にてISO14001マルチサイト認証を取得しました。
特定フロンの全廃
地球温暖化に大きな影響を与えるフロンの排出抑制が課題になっています。当社は特定フロンが使用されている機器を339台(2022年度)保有しているため、機器の更新を計画的に進め、2030年度までに全廃を目指しています。
循環型社会
貢献するSDGs
環境負荷の低減
PRTR指定化学物質の適正管理・削減
化学物質排出把握管理促進法に対応して、指定された化学物質の環境への排出量・移動量を把握し、行政に対し適切に届け出を行っています。加えて、該当する化学物質の使用量の削減に努めていきます。
食品ロス削減
食品ロスの解決に向けて取り組む団体にご協力いただき、傷や形によって廃棄される予定の農産物などを販売する「健康×SDGsマルシェ」を実施しました。マルシェによる食品ロス削減量は約245kgでした。
水資源
貢献するSDGs
水資源の確保
地下水保全活動の推進
製品の生産に地下水を多く使用することから、環境負荷軽減活動の一環として2005年より継続して水田湛水活動に取り組んでいます。水田から転用されている畑に対し、作物を植え付ける前の約3か月間、近くを流れる白川より取水した農業用水を湛水し、地下水の涵養を行っています。2022年度は約70万トンもの水を涵養しました。今後も継続して水田湛水活動を推進していきます。
水の適正管理
節水による水使用量の削減と適正管理による排水の水質確保に取り組んでいます。
熊本工場の4つの製造棟では、中水※利用システムを導入しています。
このシステムは、中水の1次利用として、一部の生産設備から再利用可能な水を集め、冷却塔の補給水に使用しています。さらに、2次利用として冷却塔から排出される水をろ過・消毒し、トイレの洗浄水に使用しており、工場全体で年間約30,000m3の水を再利用しています。
- ※ 中水:飲用には適さないが雑用や工業用などに使用される水
国内取水量の第三者保証取得
「明治グループ統合報告書2023」内の2022年度の国内水使用量実績については、信頼性を高めるため、デロイトトーマツ サステナビリティ(株)による第三者保証を受けています。今後も環境データの信頼性の向上に努めていきます。
水リスクの把握と低減対策
水使用に関する生産への影響を把握するために、熊本県内4事業所が位置する地域の水リスクを評価しています。その手法においては、世界資源研究所(WRI)が発表した国際的な水リスク評価ツールである「AQUEDUCT」を使用しています。水リスクが高いと評価された地域については、現地へのヒアリングなどを通じて情報を収集し、具体的な対策を検討しています。
地下水保全団体への参加
地域一体となって健全な地下水環境の整備に取り組むために、2012年から公益財団法人くまもと地下水財団の賛助会「くまもと育水会」に加入し活動しています。くまもと育水会は研究結果を踏まえた、効果のある地下水保全対策の実施に取り組み、地下水環境の改善を図る団体です。当社は会員として、地下水保全に関するシンポジウムへの参加、ウォーターオフセット米の購入※といった地下水保全に関する啓発活動を行っています。
また、2021年度には同団体が実施する「地下水保全顕彰制度」へ応募し、地下水涵養や水の適正使用、従業員への啓発など地下水保全に取り組んでいる企業として、ゴールド、シルバー、ブロンズの3段階のランクのうち「ゴールド」ランクの認定を受けました。
- ※地下水涵養域で育てられたお米を購入・消費することで、使用した地下水量をまかなう取り組み。当社は32,240㎥分の地下水涵養に貢献
生物多様性
貢献するSDGs
地域生態系の保護
生物多様性保全活動の推進
熊本県における行政やNPO主体の生物多様性活動の実施状況を調査し、積極的に活動に参加していきます。
「明治グループ自然保全区 くまもと こもれびの森」の保全
菊池研究所 敷地全域に広がる「明治グループ自然保全区 くまもと こもれびの森」が、緑の認定SEGES「そだてる緑」部門において「Excellent Stage 2」の認定を受けました。今後は、一部の荒れた樹林地の整備回復や侵入竹の伐採、外来動植物種の駆除、そして環境教育プログラムなど、緑を守り育てる取り組みを地域社会とともに進めてまいります。
詳細については、お知らせをご確認ください。