血漿分画製剤への想い(バイクロット®配合静注用)
- ヒト用ワクチン
(インフルエンザワクチン) - 血漿分画製剤
(バイクロット®配合静注用)


2014年、国産初の血友病インヒビター製剤としてバイクロット®配合静注用を発売しました。血友病患者の皆さまに安心して治療薬をお使いいただくために各担当者がどのような想いで業務に取り組んでいるか、ご紹介いたします。
バイクロット®配合静注用についての想い
開発者の想い

次長・中冨 靖
血友病の中でも、インヒビター発現時の止血は長年の課題でした。止血治療に貢献すべく、開発に着手し、その手応えを得たのが昨日のことのようです。患者さまのお役に立ったという声をいただいた時は、血友病治療に長年携わってきた製薬会社として、バイクロットを開発できた喜びを実感しました。
製造担当者の想い

課長・蛭子 健太郎、山﨑 大輝
バイクロットの有効成分となる血液凝固因子は、人の血液にごく少量しか含まれていません。そのため、貴重な国内献血血漿からそれらを精製して十分な量を確保するには、イムノアフィニティークロマトグラフィー※1をはじめとする様々な高度製造技術を駆使する必要があります。「バイパス製剤※2を必要とされる患者さまのために、バイパス製剤をつくることができる私たちがやる」という想いをはせながら、日々の製造管理や継続的改善に努めています。
- ※1 特定の成分を取り出す精製方法の一つ
- ※2 第Ⅷ因子や第Ⅸ因子が関与する凝固経路を迂回(バイパス)して止血を図る製剤
品質検査担当者の想い

大澤 美穂子、課長・下瀬 克郎、井上 はるか
血漿分画製剤は国民の皆さまから献血していただいた貴重な血液(血漿)を原料として製造しています。原料の安全性を確認するために、NAT(核酸増幅検査)※を実施し、患者さまに安全な血漿分画製剤をお届けできるように細心の注意を払って検査を行っています。
- ※コロナウイルスの検出と同じ「リアルタイムPCR法」を用いた、原料血漿中に生体内由来の病原体が存在しているかを確認するための検査
営業担当者の想い

課長・原田 健司、財部 生奈、城本 康平
「患者さんも喜んでましたよ!」と医療関係者の皆さまからこのようなコメントをいただくのは営業担当者としてこの上ない喜びです。当社は2020年4月1日より、一般社団法人 日本血液製剤機構との共同プロモーションを開始しました。これにより、医療関係者の皆さまへの適切な情報提供の機会が増えることが期待されます。また、止血治療が必要な患者さまの多くは、一刻も早い製剤の投与を必要とされています。全国の特約店と協力し、患者さまのもとへ確実に製剤をお届け出来るように日々尽力してまいります。
(氏名は写真並び通り、所属部署・役職名等は取材当時のもの)