新型コロナウイルス感染症(COVID-19)への取り組み

当社は予防・治療のプロフェッショナルとして、新型コロナウイルス感染症に対するワクチンの研究・開発に取り組んでおります。

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2023年12月6日時点

ワクチン開発に向けた取り組み

当社は、国立感染症研究所、東京大学医科学研究所及び医薬基盤・健康・栄養研究所との協業による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する不活化ワクチンの開発に取り組んでいます。

主なワクチンの種類 特徴 実用化例
弱毒生ワクチン 毒性を極度に弱めた生きている病原体(ウイルスや細菌)を利用 BCG、水痘、ロタ
麻疹、風疹
不活化ワクチン 感染性や毒性をなくした病原体(ウイルスや細菌)やその成分を利用 インフルエンザ
4種混合
日本脳炎
組換えタンパク質ワクチン
ペプチドワクチン
遺伝子組換え技術を用いて植物や昆虫、動物の細胞で作製したウイルス抗原やペプチドを利用 B型肝炎
帯状疱疹
mRNAワクチン
DNAワクチン
ウイルス抗原の設計図であるDNAまたはmRNAそのものを利用 新型コロナ
ウイルスベクターワクチン 無害なウイルスにウイルス抗原の設計図であるDNAまたはmRNAを組み込んだものを利用 新型コロナ

新型コロナウイルス感染症に対して開発されている主なワクチンの種類

この研究・開発は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)が実施する創薬支援推進事業の公募研究開発課題「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発(企業主導型)」に採択されたものです(1次、2次ともに採択)。

また、当社は厚生労働省が実施する「ワクチン生産体制等緊急整備事業【第1次公募】」の事業者に採択されました。当社が開発を進めている不活化ワクチンを国内に早期供給すべく、本採択により厚生労働省から交付される助成金を活用し、生産体制を整備しました。

詳細については、プレスリリースをご確認ください。

ワクチンの受託製造に向けた取り組み

当社は、アストラゼネカ株式会社が日本へ導入する新型コロナウイルス感染症に対するワクチンについて、アストラゼネカ株式会社からワクチン原液の提供を受けて製剤化を行いました。詳細については、プレスリリースをご確認ください。