人財・人権・社会

人財

貢献するSDGs

多様性の尊重と人財育成

スキルアッププログラム

活力ある人財と組織を育むために、様々なスキルアッププログラムを備え、社員のキャリア開発を図っています。

企業競争力の向上を目指した女性の活躍推進

男女を問わず、仕事と家庭の両立支援施策を充実させるとともに、女性がさまざまな職務で活躍することで、企業競争力の向上に繋がっていくことを目指しています。活躍する女性リーダーを着実に増やしていくため、外部研修派遣やジョブローテーションを実施しています。

高齢者の雇用促進

現在定めている60歳の定年後も雇用を継続する再雇用制度を整えています。職場では、長年培った能力で職務を遂行するとともに、後進を指導する役割を担い、若手従業員の良き手本となっています。

働きやすい職場づくり

健康経営の取り組み

KMバイオロジクス健康経営宣言

従業員とその家族が心身ともに健康であることは、従業員の生活を充実させるとともに、職場においてその能力を発揮する基盤であり、会社にとっても生産性を高め、企業価値の向上をはかるための基盤でもあります。(明治グループ健康経営宣言より)


KMバイオロジクスは、明治グループ共通のこの考え方に基づき、従業員が心身ともに安心して働くことができる職場環境づくりに努め、健康経営を推進します。


<めざす姿>

  • 会社は、従業員に「安全・安心に働ける仕組みと環境」を提供している
  • 従業員は、安全で働きやすい職場で、安心して仕事に打ち込めている
  • 従業員と会社は、ともに信頼し合い、ともに成長する良好な関係を持続している
  • 健康経営戦略マップ
    • 「健康投資」と「経営課題」との結びつきを明らかにした「健康経営戦略マップ」を策定しました。
    • 従業員が心身共に健康で安心して働くことができる職場環境づくりを推進していきます。
    • 健康経営課題として、「ヘルスリテラシー向上による生活習慣の改善」、「こころとからだの健康維持」を掲げ、様々な取り組みを推進していきます。
  • 推進体制
    社長が委員長を務める中央安全衛生委員会と各事業所の安全衛生委員会が一体となって、健康経営に関する年間計画の確実な実行に努めています。
    • 常勤の統括産業医を含む4名の産業医、6名の健康管理室スタッフ(保健師・看護師等)、メンタルヘルスアドバイザーが従業員の健康指導を担当しています。
    • 各職場では、所属長が責任者となり、必要に応じて人事部・総務部などのコーポレート部門や産業医・健康管理スタッフのサポートを得て、従業員の健康管理・健康増進を進めています。
    • 2019年度には熊本大学医学部より顧問産業医を迎え入れ、健康経営の質を高めていくための継続的な指導をいただいています。
  • 基本的な活動
    常勤の統括産業医や非常勤の産業医、健康管理室スタッフに加え、外部の顧問産業医及びメンタルヘルスアドバイザーが従業員のこころとからだの健康増進の指導を総合的に実施しています。
    定期健康診断の実施 定期健康診断後、産業医・健康管理室スタッフによるフォロー(対象者との面談、受診状況の確認・受診指示)、及び保健指導の実施
    【2022年度 結果】
    • 定期健康診断受診率:100%
    • 2次健診受診率:91.6%
    • 健康診断 産業医・保健師面談率:85.0%
    • 健康診断 状況把握率:85.7%
    ストレスチェックの実施 産業医より経営層へ全社的傾向分析結果の説明を実施
    同様に管理職へ各職場の状況説明を実施
    【2022年度 結果】
    • ストレスチェック受検率:99.9%
    メンタルヘルス相談窓口の設置

    社内・社外のメンタルヘルス相談体制を拡充(2022年5月)

    • 通常のメンタルヘルス相談に加えて、「子育て、介護」、「障がい者支援」、「マネジメント支援」の窓口を設置
    • カウンセラーが来社し、無料にてカウンセリングを実施
    長時間労働予防とケア 管理システムを用いたチェックにより、迅速に本人及び所属長にアラートを発することで長時間労働の発生そのものを抑制
    • 時間外労働の申請時間と従業員の打刻時間との差異チェック
    • パソコンログ管理による持ち帰り残業のチェック
    • 月・年単位での時間外労働時間チェック
    一定の時間外労働超過者には、こころとからだのケアを目的とした産業医・保健師による個別面談を実施
    ワクチンの接種
    • インフルエンザワクチン予防接種:全従業員、派遣社員の方を対象(費用は会社負担)
    • 新型コロナワクチン職域接種:全従業員、派遣社員の方を対象に実施
  • 健康増進の取り組み
    健康食 ブルーサークルメニューの導入 本社/熊本事業所、菊池研究所の食堂において、熊本県健康づくり推進課、熊本大学代謝内科、熊本県栄養士会の連携により開発した低カロリーメニューであるブルーサークルメニュー※1を導入(2015年3月~)
    10月の労働衛生週間中に「健康ランチ」として割引価格にて提供(2022年10月)
    ヘルスリテラシ―向上のための「健康セミナー」の開催
    • 朝食改革セミナー(2022年8月):475名
    • ポジティブメンタルヘルスセミナー(2022年10月):126名
    • 女性の健康セミナー(2023年3月):241名
    • 女性のライフステージに寄り添うアロマセラピーセミナー参加者10名によりKMバイオロジクスオリジナルフレグランスを製作
    ヨガレッスンの実施 社内にて「ヨガレッスン」を開催(2019年5月~)
    【2022年度 結果】
    • 通年にて実施(20回実施)
    • 参加人数:507名
    転倒防止対策の実施 「スロースクワット※2」の指導を希望部署に展開
    【2022年度 結果】
    • 参加人数:164名(延べ人数1044名)
    Kenko My Boom活動の推進
    • 社名にちなみ「Kenko My Boom(健康マイブーム)」活動を展開し、自ら健康づくりに取り組んでもらう施策を開始(2021年7月~)
    • 「個人健康宣言」、「グループ健康宣言」を行い、社内イントラネットにて公表
    • 参加賞、達成賞を授与、モチベーションアップ
    • 特に優れた取り組みは、グループ全体にて表彰を実施

    【2022年度 結果】

    • 個人健康宣言:251名
    • グループ健康宣言:17チーム(336名)
    アスレチックルームの設置 熊本、菊池、合志の各事業所にアスレチックルームを設置(全従業員が無料で利用可)
    禁煙の取り組み 喫煙者を対象としたセミナーを実施
    屋内禁煙、就業時間内禁煙を実施(2020年4月~)
    禁煙挑戦者への補助を開始(2020年5月~)
    敷地内全面禁煙、屋内喫煙所廃止(2023年10月~)
    【2022年度 結果】
    • 喫煙率:8.7%
    • 卒煙成功者:1名中1名成功
    • 卒煙成功率:100%
    • ※1 ブルーサークルメニューの定義:「栄養バランスを考慮した美味しくて魅力的なメニュー」、「1食あたりのエネルギー:500kcal以上600kcal未満」、「塩分使用量:3g以下、野菜使用量:120g以上」
    • ※2 スロースクワット:「STOP!転倒災害防止プロジェクト」(厚生労働省)に沿ったプログラム
    ヨガレッスンの様子

    ヨガレッスンの様子

    スロースクワットの様子

    スロースクワットの様子

  • 健康投資施策の取り組み状況に関する指標
    健康投資施策の取り組み状況に関する指標 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 目標値
    定期健康診断受診率 100% 100% 100% 100% 100%
    2次健診受診率 ※1 76.0% 92.0% 93.7% 91.6% 100%
    健康診断 産業医・保健師面談率 88.9% 88.7% 100% 85.0%
    ストレスチェック受検率 99.9% 100% 99.9% 99.9%
    転倒防止セミナー受講者(延べ人数) 420名 840名 880名 1044名
    • ※1:紹介状発生者対象
    従業員の意識変容・行動変容に関する指標 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度 目標値
    喫煙率 11.7% 10.4% 9.4% 8.7% 8%
    運動習慣者率 ※2 19.9% 21.4% 20.1% 21.4%
    睡眠で休養が取れている割合 66.7% 65.3% 69.3% 68.2%
    高ストレス者比率 8.3% 8.5% 8.7% 8.7%
    高ストレス者に対する面談実施率 17.0% 17.4% 17.4% 13.5%
    • ※2:1回30分以上、週2回以上、1年以上
    健康関連の最終的な目標指標 2019年度 2020年度 2021年度 2022年度
    適正体重者率 ※3 72.7% 91.6% 73.4% 70.7%
    健康診断 状況把握率 ※4 72.8% 90.6% 95.1% 85.7%
    アブセンティーズム※5 - - 0.003日 0.002日
    プレゼンティーズム※6 - 79.3% 80.1% 22.2%
    • ※3:BMI:18.5~25未満
    • ※4:有所見者対象
    • ※5:休職日数合計/総労働日数
    • ※6:東大1項目法による測定。健康問題によって業務効率が落ちている状況
  • エンゲージメント
  • 「健康経営優良法人」に認定

    当社は、従業員の健康に対する取り組みが評価され、経済産業省と日本健康会議が共同で実施している制度「健康経営優良法人2023」(ホワイト500)に認定されました(3年連続認定)。
    今後も、従業員が安全・安心に働ける仕組みと環境づくりに努め、従業員と会社が一体となって健康経営を推進していきます。

    • ※ 健康経営優良法人制度:地域の健康課題に即した取り組みや日本健康会議が進める健康増進の取り組みをもとに、特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰する制度です。
  • 「スポーツエールカンパニー2023」に認定

    当社は、従業員のスポーツ実施に向けた取り組みが評価され、「スポーツエールカンパニー2023」に認定されました。
    今後も、スポーツに関連した取り組みを従業員と会社が一体となって推進していきます。

    • 従業員全員で就業開始前のラジオ体操
    • 転倒防止のためのスロースクワット
    • 心身の健康維持のための社内ヨガレッスン
    • ※ スポーツエールカンパニー:スポーツ庁が、従業員の健康増進のためにスポーツの実施に向けた積極的な取り組みを行っている企業を認定する制度です。

働きやすさ、多様な働き方の支援

KMバイオロジクスでは、育児や介護などさまざまなライフイベントを迎えた従業員に対し、ライフイベントによりキャリアの断絶を招かないよう制度上の配慮を行っています。従業員が仕事と、育児や介護、疾病の治療等を両立することをサポートするための制度構築や運用の徹底を目指しています。

適正な労働時間管理の推進

労働時間の管理を徹底し、働きやすい職場づくりに取り組んでいます。

労働安全衛生の強化

労働安全衛生方針に基づき、安全はすべてに優先する認識のもと、職場の安全確保に継続的に取り組むとともに、従業員の健康維持・増進に努めています。

  • 休業災害ゼロに向けて、設備面、作業面のリスク低減への取り組み
  • 労災の再発防止に向け、過去の事故事例を紹介した「安全教育カード」の作成・各工場にて安全衛生教育を実施
  • 労働災害件数【2022年度】
    • 休業災害:5件
    • 災害度数率(100万延べ実労働時間当たりの労働災害による死傷者数):1.4561
    • 災害強度率(1,000延べ実労働時間当たりの延べ労働損失日数):0.00115

労使関係

KMバイオロジクス労働組合と定期的な労使協議を行っており、賃金引上げおよび賞与に関する協議、安全衛生活動など、適切な事業運営に向けたさまざまな課題解決の取り組みを労使で行っています。ユニオンショップ制度を採用し、管理職を除く対象となる正社員は100%労働組合に加入しています。

人権

貢献するSDGs

人権の尊重

新入社員研修や管理職昇格者研修などにおいて、明治グループサステナビリティビジョンおよび各種ポリシーにもとづく啓発活動を実施しています。
新入社員は入社時に、管理職は昇進時に人権研修を実施することで、啓発活動を実施しています。

社会

貢献するSDGs

ステークホルダーとの対話

明治グループが重要と考えているステークホルダー(「お客さま」「従業員」「取引先」「株主・投資家」「地球環境」「社会」)の皆さまと、あらゆる機会、媒体等を通じて円滑なコミュニケーションを図ることで、皆さまからの期待に応えるとともに、社会への責務を果たしていきます。

マルチステークホルダー方針の制定

お客さま、取引先、株主、投資家、社会、従業員をはじめとするマルチステークホルダーとの適切な協働による、持続的な企業価値向上を実現させるため、マルチステークホルダー方針を制定しました。

パートナーシップ構築宣言の制定

内閣府や中小企業庁などが推進する「未来を拓くパートナーシップ構築推進会議」の趣旨に賛同し「パートナーシップ構築宣言」を制定しました。

ユーザーの声を社内へ展開

営業部門に寄せられたユーザーの皆さまの声を全社へ展開することで、従業員の製品・サービス改善に対する意識向上を図っています。現場の生の声を従業員へ共有し、一人ひとりが当社の製品・サービスが必要とされる場面を考え、ユーザー(ステークホルダー)視点で業務に取り組むことで、よりよい製品・サービスの供給ができるよう努めてまいります。

自治体や教育機関との連携

  • 自治体
    ごみのない街づくりの実現を目的として、2022年1月に熊本市と美化協定を締結しました。
  • 教育機関
    学術情報と技術の交流及び人的交流を通して学術と科学技術の高度化を図ることを目的として、2022年2月に国立大学法人熊本大学と包括的連携協定を締結しました。

工場見学・感染症予防啓発活動

小学生~大学生などを対象とした工場見学会や出前授業を開催し、感染症予防、健康の大切さを伝える啓発活動を実施しています。

新型コロナウイルスの感染拡大により健康意識が高まっている中、免疫の基礎知識や感染症予防対策の方法について授業を行い、感染症予防の啓発に取り組んでいます。

地域の社会課題に取り組む団体との対話

獣害被害の解決に向けて取り組む「くまもと☆農家ハンター」によるSDGs講演会・農家ハンターによって捕獲されたイノシシを使用した食品等の社内販売会を実施しました。住み続けられるまちづくりのために地域の社会課題に真剣に向き合い、課題解決に向け取り組んでいる団体と交流しました。

サステナブル・ブランド国際会議 2021横浜のセッションへ参加

2021年2月に開催されたサステナブル・ブランド国際会議において、「新型コロナウイルス感染症から学ぶ、これからの地域社会の在り方とは」というテーマでブレイクアウト・セッションを行いました。ファシリテーターに一般社団法人フミダス 代表理事の濱本氏、パネリストに一般財団法人くまもとSDGs推進財団 代表理事の成尾氏、専務理事の林氏を迎え、今後予期せぬ感染症やそこから発生する社会課題とどう向き合っていくか、また熊本に本社を置く企業として地域社会を見つめ、住み続けられるまちづくりとは、パートナーシップはどうあるべきかについて考え、社会課題解決に向けた議論を行いました。今後、産官学のパートナーシップを深め、ステークホルダーの皆さまと対話しながらサステナブルな社会づくりに貢献していきます。

社会貢献活動の推進

被災地における支援活動

地震や豪雨災害などの被災地復興支援を目的に取り組みを行っています。

  • 被災地への義援金の寄付
    2020年9月
    令和2年7月豪雨(マッチング制度)
    2020年7月
    令和2年7月豪雨
    2018年10月
    平成30年北海道胆振東部地震
  • 被災地復興イベントの開催支援
    2022年10月
    くまもと復興国際音楽祭への協賛
    2022年4月
    熊本地震復興記念 阿蘇パノラマラインヒルクライム2022への協賛
    2021年9月~10月
    くまもと復興国際音楽祭への協賛
    2021年4月
    熊本地震復興記念 阿蘇パノラマラインヒルクライム2021への協賛
  • 被災地ボランティア
    2021年7月
    熊本県八代市 側溝に溜まった土砂のかき出し
    2020年11月
    熊本県八代市 沿道への花壇づくり
    2020年9月
    熊本県八代市 道の駅の清掃、側溝に溜まった土砂のかき出し
    2020年7月
    熊本県八代市 家財道具片付け、土砂のかき出し
    2019年12月
    長野県長野市 台風19号で被災したりんご農園で落果したりんごの除去作業
    2019年11月
    佐賀県武雄市 床上浸水した住宅の床下への砂埋め作業

2020年11月 熊本県八代市

2020年9月 熊本県八代市

2020年7月 熊本県八代市

2019年12月 長野県長野市

外部団体活動を通した支援

不要になったはがきや切手を再利用(換金)して飢餓に直面する人々への自立支援やおかゆ提供などを行う外部団体の活動に賛同し、社内ではがき・切手を回収しました。これまで回収したはがき・切手により、約20万円分の寄付に繋がっています。

地域貢献ボランティア活動の推進

各事業所において定期的に清掃活動を実施しています。(本社/熊本事業所、菊池研究所、合志事業所、阿蘇事業所、東京事務所)また、有志を募り、祝日に熊本市内の清掃活動に参加しました。

科学体験イベントの実施

地域貢献の一環として、小学生を対象に科学体験イベントを夏休み期間中に開催しました。

地域イベントへの積極的な参加

地域の夏祭りやイベントへ積極的に参加しています。

  • 熊本 暮らし人まつり みずあかり
    事前準備から当日の設営ボランティアまで参加しました。